開催概要

詳細

  • 開館時間…9:00〜17:00 (入館は16:30まで)
  • 休館日…月曜日 ※ただし11月5日、12月3日(ファースト・マンデー)は開館
  • 観覧料…一般1,300(1,100)円/シニア・学生1,100(900)円
    ◎コレクション展セット券〈当日券のみ〉 一般1,400(1,200)円/学生1,200(1,000)円

注意事項

  • シニアは70歳以上の方、( )内は前売りおよび20名以上の団体料金。
  • 高等学校、中等教育学校、特別支援学校に在籍の方等は無料。
  • 障害者手帳等をご持参の方とその介護の方1名は無料。
  • 前売り券は、ローソンチケット(Lコード63495)、
    セブンチケットおよび県内各プレイガイドにてお買い求めください。

主催

  • 山口県立美術館
  • 読売新聞社
  • KRY山口放送

後援

  • 山口県教育委員会
  • 山口市
  • 山口市教育委員会
  • 一般社団法人山口県観光連盟
  • 山口商工会議所
  • 一般財団法人山口観光コンベンション協会
  • 湯田温泉旅館協同組合
  • 山口県立美術館 公式Facebookページへ

雲谷派の祖・雲谷等顔(1547年〜1618年)

没後四〇〇年に当たる本年、当館では三十四年ぶりとなる大回顧展を開催します。等顔は、雪舟の後継者として水墨画を本領とした絵師です。墨を極め、その魅力を知り尽くした等顔が繰り出す表現は幅広く、とくに山水画のジャンルにおいて到達した境地は、桃山時代随一といっても過言ではありません。等顔は毛利輝元側近の絵師・文化的ブレーンとして、山口を拠点に、京都の名だたる禅宗寺院でも腕をふるいました。戦国から泰平へと世が移る激動期に、水墨画の多彩な表現を模索した等顔の画業と実像を、新発見・初公開を含む作品八十二件によってご紹介します。

※本展では会期中、展示替を行います。

作品解説

画像:山水図屏風

アメリカから里帰り。最高傑作!!

等顔の真骨頂、濃密なる山水画の頂点に位置する本作品は、アメリカの美の殿堂、ボストン美術館に所蔵されています。刻々と変化する山水の景色を、墨の奥深い階調の変化と微細な筆づかいを駆使して描いた桃山時代山水画の代表格です。

雲谷等顔
《山水図屏風》 左隻
ボストン美術館蔵
Photograph © 9.25.2018
Museum of Fine Arts, Boston

画像:竹林七賢図襖

鋭い筆さばき!迫力の大画面

連続する大画面に最大で1.2メートルの人物たちを墨一色で表した襖絵。数々の京都・禅宗寺院の名刹で腕をふるうきっかけとなった渾身の大作。

雲谷等顔
《竹林七賢図襖》
16面のうち4面
京都・黄梅院蔵 重要文化財
[展示期間] 11月1日(木)〜18日(日)

画像:春夏山水図屏

墨×金 対極の美の融合

伝雲谷等顔 《春夏山水図屏風》 右隻
個人蔵 重要文化財 [展示期間]11月20日(火)〜12月9日(日)

画像:孔雀牡丹図屏風

新発見!知られざる花鳥画

雲谷等顔 《孔雀牡丹図屏風》 左隻
山口・洞春寺蔵 山口市指定文化財
 

関連イベント

トークイベント「日本美術応援団  雲谷等顔を応援する!! in 山口」

もはや山口ではおなじみ?!日本美術応援団の山下裕二先生と、
桃山絵画研究の第一人者である山本英男先生によるトークイベント。
お二人に雲谷等顔の魅力をたっぷりと語っていただきます。

講師 山下裕二(明治学院大学教授)
ゲスト 山本英男(京都国立博物館特任研究員)
日時 11月3日(土) 14:00〜15:30
会場 山口県教育会館大ホール
定員 300名(先着順、要事前申込)
料金
  1. トークイベントのみ 500円
  2. 展覧会チケット〈一般〉付 1,300円
  3. 展覧会チケット〈シニア・学生〉付 1,100円

【申込方法】「雲谷等顔展トークイベント参加希望」 とご記入の上、①参加希望者全員の氏名、②年齢、③住所、④電話番号、⑤料金の種類(ABCのいずれか)と必要数を明記し、美術館ウェブサイトの申込フォーム、または往復はがきでお申し込みください。折り返しご連絡いたします。

お申込はこちら

入門講座「墨を愛した絵師 雲谷等顔」

講師 福田善子(山口県立美術館学芸課主任)
日時 11月10日(土) 14:00〜15:00
会場 山口県立美術館講座室 
定員 80名(聴講無料、当日先着順)

学芸員によるギャラリー・トーク

日時 11月10日・17日・24日、12月1日

(いずれも土曜日)10:00〜(30分程度、申込不要)

託児サービス「ちびっこルーム」

会期中の毎週木曜日(10:00〜13:00)は、
無料の臨時託児所をご用意します。
ご利用の一週間前までに、
電話またはウェブサイトからお申し込みください。

※この他にもまだまだイベントを企画中です。どうぞお楽しみに!